芸陽バス最後の7W 9922号



いつもの数倍早いスパンの更新をします。ぼんばすらいな です。

 

さて、今回はファイルの更新ではなく、旅行の日記であり、会いたかったバスについて書く、本当のブログです。画像が多くなりますが、どうぞ最後まで読んでやってください。

 

8月21日、私はおよそ9カ月ぶりに県外へ。そのメインの目的は最近目撃情報の多く上がっていた芸陽バス9922でした。

 

そのバスに会う前後に湘南シックスを撮ったり、己斐へ一時間だけの里帰りをしたりとしました。このページの後半(か別枠)で乗せようとは思いますが、ぜひ私のTwitterからご確認ください。(ここぞとばかりに宣伝)

 

 

9922が動いているという情報を得た数日後、金券ショップにて18きっぷ1回分を購入して始発で姫路を飛び出しました。しかしながら西条についたのは13時半。湘南シックスを追いかけてたら時間が……

 

 とりあえず西条駅で1時間以上脳死撮影会。

なおこの日に9922は代走していないというのを知ったのはここでした。

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広島22く4255 中J 537-7951

KC-HU2MMCA

ブルーリボン

ここらへんのクルマってほんとカッコいい……

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広島200か1473 中J 531-1961

LKG-LV234N3

銀ベゼルエル

すごい違和感です。青ベゼルは見なかった……

 

 少しに賭けて待っていたわけですが、まあ来ないなという判断のもと西条営業所へ行くことに。

西条営業所につくと整備工場(車庫?)の奥に9922を発見。コミュ障オタクは死ぬほど勇気を出して営業所の方に見学をお願いしたところ、快く許可をいただきました。

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広島230あ9922 芸陽 9922 (元ボンバス80002)

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記念すべき再開の一枚。ちなみに80002号車としての除籍は2005年。私はボンバス時代の記憶が一切ありません。でも確実に乗ってる一台なんです。

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この時は車内は見れないものだと思ってました。

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レインボーRJ(KK-RJ1JJHK)と共に。

RJと7W。ボンバスの顔とも言えた2車種。いつの間にか見れなくなった光景です。

ちなみに広島200か275は2001年式。ボンバスだと80021(広島200か309)と同期です。

最近除籍されたんですけれどどこ行くんでしょうか…………

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ボンバスの7W特有の中ドアステップ

かがんでここを撮っていると整備員さんから何をしているのか。といった声が。

そこで許可を得た。9922を撮りに来た。という旨を伝えると外空いているから出してあげるといっていただきました。

 

7Wに乗り込んみロングシートに座って整備員さんの運転の元、車庫の外へ。

最後の7Wとなっていた80008号の除籍さえ2012年でしたのでどんだけ短く見ても8年ぶりの乗車です。運用は知らないのですが予備車の可能性が高いのでもっと長いと思います。

久しぶりの7Wはここまで揺れたかなというくらい揺れを感じました。エンジン音はあまり記憶から出てこなかったのですが、モケットと窓ガラスのスモークによる薄暗さやにおいは変わらず懐かしいものでした。

車庫の社屋に一番近いところから第二検査場の前(奥側の車庫の前)までのちょっとだけのバス旅行。

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空の下にて。

ドアコックは空いてますがこれもまた風情。

方向幕も設定してもらいました。

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モケットとガラススモークからなる少し薄暗い雰囲気。

ボンバス時代の面影そのままです。

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登るのに少しだけ苦労したツーステップ。

幼稚園児には少し高かった……

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幼稚園の頃の目線はこんな感じでした。

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BonBusの入口

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色見本のような吊革。身長的な問題で使えたことはありませんでした。

しっかりつかんできましたよ。今のご時世悩ましいですけど……

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コミュニティぼーど

よく運転席すぐ後ろに座って運転士さんの一挙一動を眺めると共に

ここに貼られた地域情報などを見ていた記憶があります。

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運転席

切れてますけどシフトレバーは床から生えるタイプ。

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塗装剥がれで垣間見れるボンバスの痕跡。

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中ドアステップを明るいところで。

もう動かないとのこと。少し残念。

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非公式側

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超ローアンから

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こんな写し方が私は好きなんです。

 

車庫に戻すときにもまた乗せていただきました。

今回はオタ席に。

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オタ席からの視点。

前面展望しているとき信号待ちなどでよく見上げた光景です。

車庫の元の場所に戻したあと歯止めまでさせていただきました。「最後の歯止めかもしれないからしっかりしたってな」整備員さんの言葉でした。

この9922号車が最近よく動いていたのは本来の運用であるポンチョが暑さでエアコンがダメになったことによる代走でした。しかしながらこの子のエアコンも暑さでダメになり離脱。近々の廃車が決まったそうです。もっとも、故障しまいと先は長くなかったようなのですが……

 

なんであれ最後の最後に会うことができて本当にうれしく、恥ずかしながら営業所の帰り道、少しばかり泣いていました。営業所から出てきたクソダサ高校生が泣いてるってなかなかひどいものですね()

確かに80002の記憶は一切ないです。7Wのボンバス時代の記録さえも……

それでも私が大好きなバス会社の"顔"を長らく務めた、古くから知っているこの顔、姿に来るものが多くありました。

あと私の尊敬するバスドライバーさんの元担当車っていうのもあるのでしょうか……🤔

 

1999年のボンバスの開業から芸陽バスの7W最後の一台となるまでの21年間。私よりも年上です。本当にお疲れさまでした。

これからもどこかで走ってくれることを望むばかりですが……あまり叶いそうにはなさそうです。

 

※追記1 2020年10月末、9922の廃車解体が終わったとの情報を頂きました。本当に……本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした……

 

そして改めて、9922の見学を許可してくださった営業所の皆さん、車庫の外へ出してくださった整備員さん、本当にありがとうございました。

これ以上に……仕業中の写真だけでは得られないくらいの思い出となりました。

 

思い立ったら行動する。ほんと大事だと思います。もしこれを秋の四連休に、もしくは冬休みに伸ばしていれば会うことができなかったのですから……

 

なお現状生存を確認している7Wは総企バスの80001,フォーブルの80004,08,10です。

備北交通の二台は情報が……

いずれにせよ記録はお早めに。私もしなければなりません……

 

※追記2 2020年12月1日現在、生存車は総企の80001,フォーブルの80004のみとなりました。

詳しくはBonBus車両表

 

最後にBonBus時代の9922(80002)をボンバスグッズのパズルから。

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~おまけ~

西条を出てそのまま西へ。私の古巣である己斐地区へ一時間だけですが帰りました。

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この駅舎……しらない……

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愛する私の古巣,己斐。そしてその街を走り抜けるボンバス。

駅前は大きく変わりましたが、変わらないところも見受けられ変化に対する不安と新たな広島西部の窓口に生まれ変わるという希望。その両方を感じました。

 

 

始発で姫路を出て終電で姫路に帰った18きっぷ限界旅行。

今までとは違う大きな思い出となりました。

 

 

かなり読みにくい文章となりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

では。